アラゴナイト の鉱物説明

アラゴナイトはカルサイトと同じ成分で出来た鉱物ですが、結晶になる際の構造が異なるために別鉱物として分類されています。
産出量はカルサイトの方が豊富ですが見た目はとてもよく似ています。
硬度は3.5～4とやわらかく、色は黄色～オレンジに近いものが有名ですが、白色、無色、紫色などもあります。

名称は紀元前4000年もの太古、メソポタミアのシュメール人がaragon（アラゴン）でこの石を発見し、使用していた事からついたとされています。
驚くことにシュメール人はこの石を削り出して筒状にし、壁などを塗る際に使用するローラーの要領で手紙などにサインしていたようです。

アラゴナイト の選び方（ポイント）・処理・鑑別結果

アラゴナイト の品質について

一般的にアクセサリーとして出回っているものはイエロー系統のアラゴナイトで、色合いが鮮やかなものが中心ですが安価です。表面の照りが少ないものは汚れがつきやすくくすんでしまう可能性があります。

Low-Quality　　低品質の アラゴナイト	High-Quality　　高品質の アラゴナイト
それほどの差はありませんが、黒っぽく色がくすんでいるもの、まだら上に色が混じっているものや削りの悪いものは品質が低いといえます。	全体に明るく照りもありますので、発色が綺麗です。

太陽光、水は避けて下さい。硬度が低いので取扱いには注意が必要です。