ネイティブアメリカンたちは、大切な物事を始めるまえによく儀式を行っていました。
その際によく使われていたのが、ターコイズとロードナイトだったといわれています。
愛の石といわれるロードナイトについて、少しお話しをしてみましょう。

バラのような美しさは信念の表れ

ローズクォーツやロードクロサイト（インカローズ）と並んで、美しいピンク色のパワーストーンとして多くの人に知られているロードナイト。特に、ロードクロサイトとは名前や見た目が似ているためか、混同されがちではありますね。ロードクロサイトと異なる点は、その模様です。
ロードクロサイトには黒い模様がありませんが、ロードナイトには二酸化マンガン鉱が含まれるため、黒い模様が入るのです。

さて、ロードナイトといえば「恋愛のお守り」と言われていますが、その人気はポピュラーなローズクォーツの影に隠れている気がしないでもありません。ローズクォーツは産出量が豊かであるためか、割りと手に入りやすいからなのかもしれないですね。

しかし、ロードナイトの特記すべき点は「恋愛」のみではないところです。
自分自身が物事に対しての決断力に欠けているときや、今一歩前へ歩み出せないようなときに、その援護射撃をしてくれるところにあります。
また、潜在的に持っている能力を引き出してくれる手助けもしてくれるっていうのですから、素晴らしいと思いませんか？

「今のままでいるよりも、もう少しでもいいから成長した自分になりたい！」と思ったり、一歩一歩着実に前へ進んでいく友人をみたりして、羨ましくもあり自己嫌悪にもなった経験はありませんか？すべては、前進を望む前向きな自分自身の表れだと思うのです。
じゃなければ、後悔もしないし落ち込んだりもしないはずですから。

そういう気持ちになった経験があるのなら、１度はロードナイトを引き寄せてみてもいいかもしれません。前向きな自分を捨てずに、チャレンジしようという行動力さえ失わなければ、ロードナイトは間違いなくあなたの背中を押してくれるでしょう。

とはいえ、「何かいいこと起こりますように～」とどこか他人事のような感覚で、適当に過ごしているだけでは、背中を押してもらうことはないかもしれません。
なぜなら、すべては本人の信念が原動力になるからです。

美しさとは、時に芯の強さや信念そのものと背中合わせなのかもしれませんね。
それはきっと自分に嘘をついていないからなのではないかしら。
だからロードナイトは美しくもあり、パワフルなエネルギーの持ち主なのでしょう。

宇宙にオーダーしやすくなる

先ほどお話ししたように、ロードナイトはターコイズと並んでネイティブアメリカンたちの儀式の際に用いられてきました。魔よけや除霊などのような、ちょっぴり特殊な儀式のときに主に使われたということですから、そのパワーは絶大なものだったのでしょう。
ロードナイトは恋愛のお守りとしての顔がありますが、それとは異なる高次元の働きもするようです。

持つ人の潜在的な能力を引き出したりするだけじゃなく、魂と宇宙をリンクさせることによって、その人の意識を高めてくれるのでしょう。
ということは・・・意識が高まるのと同時に魂が宇宙と繋がるのですから、思いが宇宙に伝わるということになりますね。

想像してみましょう。

思いが宇宙に伝わるということは、良くも悪くも願いが叶いやすくなるということです。
不平不満や人を陥れるような考えばかり持つと、宇宙にそのままオーダーされてしまうことになりますね。そして、オーダーされた内容は、発信者に降り注ぎます。
不平不満はさらに募り、陥れる発想は消えることがなくなるので、どんどんマイナスの世界の住人になってしまうでしょう。
当然集まってくる人間も、「類は友を呼ぶ」という波長の法則に乗っ取ってやってきます。

では逆に、感謝と前向きな思いを馳せている人は、それがそのまま宇宙にオーダーされます。そして前者と同じように発信者に降り注ぐことになりますので、感謝の思いが自分に還り、前向きな思いによって自分自身の背中を後押しすることになるでしょう。

どちらがいいのかは、すでにあなたの潜在意識が決めているようです。

ロードナイトを大切に扱うために

ロードナイトと長いお付き合いをするには、エネルギーをクリアにしつつチャージをしてあげる必要があります。居心地のよい状態にしてあげなくてはいけませんね。
ロードナイトは、セージ、月光浴、音での浄化は喜びますが、太陽光と流水、塩での浄化は避けてあげてください。

おわりに

ロードナイトのバラのような色は、持つ人を幸せにするためにピンク色なんじゃないのかな？と、思ってしまうほどパワフルな感じがします。
恋愛にしろ人生観にしろ、プラスのエネルギーで前へ進みたい人には、とても相性がいいのではないでしょうか。

ライター：オハナ（OHANA）