キャニオン・ディアブロ隕石 の基本情報

キャニオン・ディアブロ隕石 の鉱物説明

キャニオンディアブロは、15万年前から500万年前の間に地球に衝突してきた隕石であり、1891年にディアブロ峡谷で発見されています。
現在発見されているキャニオンディアブロの総重量は30トン程度ですが、元々は数10万トンあったと見積もられています。

オクタヘドライトに分類される鉄隕石であり、世界中の博物館でサンプルを見る事が出来ます。
キャニオンディアブロは、アメリカのバリンジャークレーターを作った隕石の一つと考えられており、このクレーターを発掘調査した事により存在が明らかとなったという歴史を持っています。

周辺に大量の鉄が散らばっていたので、クレーターの中に鉄の鉱脈があると考えて巨額の費用をかけての調査が行われる事になります。
しかし、いくら掘っても鉄鉱脈に辿り着く事はありませんでした。

周囲に散らばっていた大量の鉄は、地中から掘り起こされたのではなく、宇宙から降ってきたものだったからです。このために世界で初めて隕石によりできたクレーターである事が認識される事になります。
バリンジャーという名前は、発掘調査を行った鉱山技師の名前であり、残念ながら鉄鉱脈を発見する事は出来ませんでしたが、代わりに名前を後世まで残す事になっています。

キャニオン・ディアブロ隕石 の品質について

水での浄化は、錆が出る恐れがあるので避けて下さい。