レモンクォーツ の基本情報

レモンクォーツ の鉱物説明

さわやかなレモン色の水晶、レモンクォーツ。
レモン色の水晶というとシトリンが有名ですが、発色の原因が違います。
シトリンの黄色は鉄イオンによるものですが、レモンクォーツの黄色は水晶に硫黄が混入したものです。

そのため、ちょっとでも傷がつくと硫黄のにおいがします。
主な産地はアメリカ、ブラジル、スペイン、オーストラリアなどですが、希少なのでかなり高価なものとなっています。

なお、いわゆるレモンクォーツを呼ばれているものには実は2種類あります。ひとつは天然のもので、硫黄がもやもやと内包されているため透明感はありません。こちらは非常に希少なもので、めったにお目にかかれることはありません。

もうひとつは、スモーキークォーツを放射線処理したもので、中に含まれるアルミニウムイオンが加熱されてレモン色になったものです。
主に市場に出回っているのはこちらで、非常に透明感があり発色もクリアできれいですが、硫黄は含まれていません。

とはいえ、エネルギーの特性としては非常に似たものなので、パワーストーンとしての意味合いは同じになります。したがって、どちらも「レモンクォーツ」という扱いで間違いはありません。アクセサリーとして身に付けるには、むしろきれいな黄色の方が良いという人もいるでしょう。

レモンクォーツ の品質について

太陽光に弱いので避けて下さい。