レインボーオブシディアン の基本情報

レインボーオブシディアン の鉱物説明

レインボーオブシディアンは、１９９０年代半ばと最近になってメキシコで発見された鉱石です。
一見すると黒い石ですが、光の干渉により虹色の輝きを見せる天然石です。
その特徴から、独特の色彩の宝石や装飾品に加工されます。

オブシディアンは溶岩が急速に冷却した天然ガラスであり、結晶化する際の成分や時間で多種多様な種類が形成される希少な天然石で、日本では黒曜石（こくようせき）と呼ばれています。
叩くと鋭く形状に割れるので、古代から武器や道具、宝飾品などに使われてきました。

名前の通りに黒が基本ですが、様々な色のものが採掘されます。
レインボーオブシディアンは、そんな違う色の層が何層も重なることで虹色の輝きを見せるのです。
主な産地はメキシコやブラジルなどの南米であることから、「南米の奇跡の瞳」と呼ばれており、欧米でも非常に人気のある石です。

非常に美しい天然石の一つですが、産出量は豊富なので、比較的手に入れやすい石です。
産地として最も有名なのはアメリカのアリゾナ州で、先住民族であるインディアン達はこのレインボーオブシディアンを「神々の贈り物」と考えて珍重したと言われています。
以前「ショーシャンクの空に」というアメリカ映画にも黒曜石という名称で登場しました。

現在でも現地では、花や動物といった様々な形状に加工されたレインボーオブシディアンの工芸品が作られています。

レインボーオブシディアン の品質について