スターアクアマリン の基本情報

スターアクアマリン の鉱物説明

鉱物のアクアマリンは、エメラルドと同じべリル系の石ですが、エメラルドには内包されたひびや傷が多いのに対して、アクアマリンはほとんど無傷のままの大きな結晶で産出されます。
アクアマリンはペグマタイトや花崗岩など、一部の広域変成岩中に生成し、六方晶系に属する長柱状結晶体や短柱状結晶体などの形状で発見されています。

この石の原石は、殆んど緑色系のブルーのため、品質改良が施されています。
なお良質のアクアマリンは、縦に条線を持つ瑕がない結晶ですが、稀に成長線が多くある場合には、スター効果を放つ虹彩のスターアクアマリンと呼ばれています。
このようなスターアクアマリンは、透明度が高く、深い海の色を表すこの魅惑的な石は、光があたると表面にシラーと呼ばれるスターが出現することから、非常に希少価値が高くなっています。

またアクアマリンは、和名は藍玉、緑柱石などと呼ばれていますが、鉱物データ組成は、Al2Be3、結晶系は六方晶系で、比重2.63～2.83、モース硬度は7.5～8と硬い鉱物のため、非常に割れにくく傷に強い石といえます。
なおアクアマリンの魅惑的な深いブルーの色は、内部に含有されている微量な鉄分に起因していますが、石を視る角度によって、無色やブルーなどに変わる二面性を持っているストーンでもあり、その美しさから、夜の宝石の女王などの別名もあります。

スターアクアマリン の品質について